栄養成分名
亜鉛(Zn)
分類:微量必須ミネラル
基本情報/一般的な供給源
体内での働き
- ●体内の多くの代謝および酵素機能に関係している。およそ数百種の亜鉛含有酵素が知られており、細胞の複製、炭水化物およびタンパク質の代謝、膜構造に関与している。
- ● 人の食品においては、“味覚を保つのに必要、皮膚や粘膜の健康維持を助ける、タンパク質・核酸の代謝に関与して健康の維持に役立つ”栄養素として栄養機能表示がなされている。
- ● 血液中でビタミンAを運搬するのに不可欠であり、生殖機能等においても重要な役割を果たしている。

【肝臓】
- ●尿素回路および中枢神経系の神経伝達に有益に働き、銅などの様々な肝毒性物質に対して明らかな肝保護作用を持ち、また抗酸化作用を持つ(Marchesini 1996)。このためすべての肝疾患において亜鉛含有率の高い食事が有用である。
【皮膚・被毛】
- ●コラーゲンとケラチンの合成においても非常に重要であり、皮膚・被毛の健康と創傷の治癒のために欠かせない。