コラムページ『ワンちゃん・ネコちゃんの健康を腸から整えよう!②腸活のすすめ』を更新致しました。
炭水化物(食物繊維)
炭水化物はデンプンと食物繊維に分けられる。
食物繊維のより詳しい説明はコチラ
炭水化物とは
その名の通り、炭素と水(水素+酸素)が結びついた形の有機化合物である。ブドウ糖などの単糖類が鎖状か網目状に繫がっている。一つだけのものを「単糖類」、二つ繫がったものを「二糖類」、多数繫がったものを「多糖類」と呼ぶ。
炭水化物の消化と吸収
炭水化物は動物が消化できる「デンプン」と消化できない「食物繊維」に分けられる。デンプンは小腸で、消化酵素により単糖類(ブドウ糖)まで分解されて体内に吸収される。犬や猫は人間と比べて、この消化酵素が少なく、成長期の前半では特にデンプンの消化は苦手である。
食物繊維は動物の持つ消化酵素では分解されないため、そのまま便として体外へ排出されるか、腸内細菌の栄養源となる。➡ 食物繊維
食物繊維は動物が持つ消化酵素では分解できない。
また、デンプンを低減し、複数の食物繊維を組み合わせることで、血糖値の急激な上昇を抑えることができる。
炭水化物の供給源
ペットフードに使われる炭水化物の原材料
デンプンの栄養素としての役割
デンプンはブドウ糖まで分解されて体内に吸収された後、血糖=血液中のブドウ糖として体内を循環する。
体内では
- ●直接エネルギー源として利用される。
- ●体脂肪として脂肪組織に蓄積される。
- ●グリコーゲンとして肝臓に蓄えられる。