関節

関節とは、骨と骨を連結しているだけでなく、衝撃を吸収したり、関節部位が滑らかに動くような役割を果たしている。この機能が障害を受けると、関節のスムーズな動きが損なわれ、痛みを感じることもある。
一般に関節炎は加齢に伴い生じ、犬の関節炎の80%以上が8歳以上である(Johnston 1997)。また12歳以上の猫の約90%が骨関節症という報告もある(Hardie 2002)。

骨の先端には関節軟骨がある。関節軟骨は軟骨細胞と軟骨基質からできており、軟骨基質の主成分は、コンドロイチン硫酸などのプロテオグリカンやコラーゲンである。
プロテオグリカンは水分を豊富に含むため、軟骨成分の約80%は水分である。この関節軟骨が、関節にかかる衝撃を吸収するクッションの働きをしている。

関節軟骨の機能を損なう原因

体重過多や激しい運動により関節に負担がかかり、軟骨の摩耗や硬化を起こす。また加齢により、軟骨組織の再生力が低下する。活性酸素も変形性関節症の発症に影響するといわれている。

関節と食事管理

健康な関節軟骨を維持するためには、軟骨基質を構成する成分を摂取することが大切である。肥満になると関節の負担が大きくなるため、太らせないよう体重を管理することも重要である。また、関節炎などでは痛み等の炎症症状を抑える成分の摂取も有用である。

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●軟骨基質の成分:
●軟骨基質の成分、炎症を抑える等:
●炎症を軽減:
●活性酸素の除去:

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