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栄養成分名

グルコサミンおよびコンドロイチン硫酸

分類:その他(グルコサミン=アミノモノサッカライド)

基本情報/一般的な供給源

  • ●グルコサミンはグルコースとグルタミンからできており、関節軟骨の基礎的成分であるグリコサミノグリカン(GAG)を構成し、関節を構成する主要物質の1つとなる。
  • ●コンドロイチン硫酸も関節を構成する成分の1つで、プロテオグリカン(ムコ多糖)の一種である。
  • ●コンドロイチン硫酸はサメのヒレなどの動物の軟骨組織を、グルコサミンは甲殻類のキチンキトサンをそれぞれ加水分解して作られる。

体内での働き

関節の健康維持】

コンドロイチン硫酸

  • ● 軟骨組織の中で水分を引き寄せる働きにより、関節軟骨の保水性や弾性を保つことで関節の動きを滑らかにする。また、古い軟骨の破壊を抑制する。老化とともにコンドロイチン硫酸の割合が変化することが知られている。

グルコサミン

  • ●主に新たな軟骨の形成を促す働きがあり、関節の柔軟性に寄与している。また、グルコサミンには若干の抗炎症効果があることが明らかになってきた(Hua 2002)。
  • ●ただしそれらの摂取による改善報告の詳細なメカニズムはよくわかっていない。

※コラーゲン繊維の合成増加による間接的なもの

  • ・関節軟骨の8割は水分が占め、その他コラーゲン繊維、プロテオグリカンなどの軟骨基質成分、軟骨細胞から構成される。
  • ・プロテオグリカンを作るには、ヒアルロン酸とグリコサミノグリカンが必須であるが、これらは主にグルコサミンから作られる。
  • ・グリコサミノグリカンは、軟骨再生や、プロテオグリカン分解の減少に役立つことが示唆されている(Altman 1989)。

フードにおいて期待される役割

関節のサポート】

  • ●関節疾患および高齢期の犬、あるいは競技犬、使役犬などに。
  • ●継続評価が必要だが、犬においても複数の改善報告がある(Altman 1989, Vandeweerd 2012)。

過剰/欠乏

  • ●医薬品に比べ、副作用の報告は調べた文献の中で見当たらない。

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