心臓

心臓などの「循環器」は血液を体の各組織に送り届け、組織が必要とする酸素や各栄養素を供給し、老廃物や二酸化炭素を腎臓や肺などから排出する大事な働きをしている。
心臓は循環の要となるポンプの役割を担うことから、機能が損なわれると生命維持に重大な影響を与える。
肥満は心臓に負担をかけるため、日頃から適正体重を保つことが大切である。

心臓病とは

心臓病には、先天性の心疾患、心臓の筋肉が障害を受けて起こる心筋症、心臓の弁に異常が起こる弁膜症などさまざまなものがある。弁膜症は小型犬で、心筋症は大型犬や猫で多く見られる。病気が進行すると、心悪液質という栄養不良状態になり、体重が減少する。この体重減少が生存期間を短くする大きな要因である。
心臓病は徐々に進行し、病気そのものを治すことができないため、早期に発見して治療を行い、病気の進行を遅らせることが大切である。

心臓病と食事

食事管理では、必要なカロリーと栄養素を摂取し、心悪液質による体重減少を防ぐことが重要である。病気が進行して食欲不振になると食事の変更が難しくなるため、食事管理は早期から行うことが大切である。
心臓の負担を減らすためにナトリウムの制限が必要であるが、心臓病初期からの厳しすぎるナトリウムの制限は、かえって症状を悪化させてしまう恐れがある。そのため病気の進行に合わせたナトリウムの制限が大切である。ナトリウムの制限以外にも、タウリンEPA/DHAL-カルニチンアルギニン抗酸化成分など、心臓の働きを助ける栄養素を摂取することが推奨される。

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●心臓への負担を軽減:
●心筋の収縮に必要:
●心悪液質を改善:
●心筋の収縮に必要なエネルギーを供給:
●血管拡張:
●活性酸素によるダメージを軽減:

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