ワンちゃんやネコちゃんも夏バテするの?

2021/07/14

時梅雨が明けると、いよいよ本格的な夏がやってきます。
夏になると食欲が低下して夏バテになってしまう人もいますが、ワンちゃんやネコちゃんにも夏バテはあるのでしょうか?
気温が高くなると食事量が減ってしまうワンちゃんやネコちゃんはたくさんいます。その様子を見ると、人と同じように暑さのせいで食欲が低下していると思いがちですが、実際は必ずしもそうではありません。

「暑い」=「食欲が減る」とは限らない?

季節によるネコちゃんの食事の摂取量の変化を調べた研究によると、たしかに気温が高い時期には食事の摂取量が少なくなっています1)
ところが、ネコちゃんの体重には変化がありません。食事の摂取量が少なくなったからとい って、痩せるわけではないのです。これは、気温が高くなると体温を維持するために必要なエネルギーが少なくなる分、ネコちゃん自身が食べる量を調整しているのだと考えられます。どちらかというと、暑い時期に食事の量が減るというよりも、寒い時期になるとたくさん食べると思ってください。
そうは言っても、自分で食べる量を調整しているのか、暑さのせいで食欲が低下しているのかは見ているだけでは分かりませんから、定期的に体重を計って確認するようにしましょう。食べる量が減っていても、体重が変わっていなければ心配はありません。
※腫瘍など、体重変化が著しくなくても病気が進行している可能性はあるので、体型や活発さなどを総合的に観察しましょう。また、病気の早期発見のためにも年に2回の定期的な健康診断がおすすめです。

食事をあまり食べないときの一工夫

もし食事をあまり食べなくて体重がわずかに減少している場合は、食事に工夫してあげるのも良いでしょう。 ワンちゃんやネコちゃんにとっての美味しさに最も影響するのが、フードの匂いです。そのため、フードを少し温めて、より匂いが広がるようにするのが一つの方法です。ドライフードでも電子レンジで温めることができますので、ドライフードを食べないときには一度お試しください。
また、ウェットフードはドライフードよりも匂いが広がりやすいので、ウェットフードを一緒にあげるのも良い方法です。ただし、暑い時期にはウェットフードは傷みやすいので、長時間放置することは避けるようにしましょう。

参考文献

  • 1)Serisier S, Feugier A, Delmotte S, et al. Seasonal Variation in the Voluntary Food Intake of Domesticated Cats (Felis Catus). PLoS One. 2014; 9(4): e96071.

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