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- 原産国と歴史
- ラブラドールレトリバーは、カナダのニューファンドランド、ラブラドール地方の猟師に飼われ、漁網から逃げた魚を上手に泳いで回収(Retrieve=レトリーブ)していたことから、「ラブラドールレトリバー」と呼ばれるようになりました。
- 性格
- 利口で従順な性格です。熱心で忍耐強く、複雑な業務もこなせるため、盲導犬などの補助犬や麻薬探知犬として活躍しています。生まれつきやさしく、攻撃的ではありません。
- 身体のサイズ
- 社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種標準では、理想体高がオスで56~57cm、メスで54~56cmとされています。
- 特徴
- ラブラドールレトリバーの被毛は、ほかの犬種に比べて皮脂のコーティングが強く、水を弾く性質があります。毛色は「ブラック」「イエロー」「チョコレート」の3色です。
ラブラドールレトリバーの尾は付け根がとても太く、先端に行くに従って徐々に細くなる特殊な形状で、「オッター・テイル(カワウソの尾)」と呼ばれます。
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ラブラドールレトリバー(成犬〜高齢犬)の栄養バランス
気をつけてあげたい食事のポイント

ラブラドールレトリバーに
お勧めの食事
- ●ゆっくり噛むことで食べる速度を遅くするキブル
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ラブラドールレトリバーは太りやすい犬種です。ラブラドールレトリバーが食事を食べすぎないようにするための工夫が必要です。ゆっくり噛むことで食べる速度を遅くするようなキブル(粒)であることが重要です。
- ●理想的な体重を維持するために
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いくつかの犬種の体脂肪率について調査した結果、ラブラドールレトリバーの体脂肪率はほかの犬種に比べて高いことがわかっています。そのため、ラブラドールレトリバーの健康管理には、理想体型を維持して太らせないことが重要です。単純に食事の脂肪含有量をおさえるだけではなく、前述の食べる速度を遅くするようなキブル(粒)に加え、食事の満足感を維持させるために、消化にかかる時間の異なる数種類の穀物を組み合わせて使用するなど、さまざまな角度からラブラドールレトリバーにとって最適な体重管理を行う必要があります。

- ●骨と関節の健康維持
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ラブラドールレトリバーは体が大きく、そのぶん関節には負担がかかりがちです。関節の健康を維持するために、関節の軟骨を保つグルコサミンやコンドロイチン硫酸を十分に摂取することが大切です。

- ●皮膚と被毛の健康維持
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ラブラドールレトリバーの被毛は丈夫で短く密集して生えていて、冷たい水の中でも体温が逃げるのを防ぎ、体を守る役目を果たします。皮膚と被毛の健康維持に必要なEPA・DHAを摂取させるようにしましょう。

●栄養素についてもっと詳しく学びたい方は

