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栄養成分名

ビタミンC(アスコルビン酸)

分類:水溶性ビタミン

基本情報/一般的な供給源

  • 抗酸化成分として加齢や運動による酸化ストレスや、関節の損耗(関節炎)などに関連する病気の予防および治療に役立つ。
  • ●健康な犬や猫は通常、体内でこれを生成できるため、厳密な意味で必須ビタミンとは言えない。

体内での働き

【抗酸化作用】

  • ●強力な抗酸化物質であるビタミンEの再生を可能にし、抗酸化成分として働く(Matsuda 1993)。
  • ●慢性腎臓病のヒトでは酸化ストレスの存在が示唆されており、研究でもビタミンEとビタミンCが低濃度になり、脂質が過酸化することが示されている(Jackson 1995)。
  • の代謝にかかわる。

フードにおいて期待される役割

【抗酸化作用】

  • 成長期高齢期、疾病時、および、競技犬に。子犬や子猫のワクチン接種後の抗体産生量が増えた(Koelsch & Smith 2002)、激しい運動による酸化ダメージおよび筋肉の損傷を軽減した(Baskin 2000, Piercy 2000)という報告がある。
  • ●銅蓄積性肝障害の犬については大量のビタミンC摂取は避けるべきである(Sokol 1996)。

過剰/欠乏

ほとんどの市販のペットフードには十分な量が含まれているが、肝臓での生成が十分にできない場合は、ビタミンCをフードに添加する必要がある。また、重度に脂肪の吸収不良が起きた場合にはさらに添加が必要となる。

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