栄養成分名
トリプトファン
分類:芳香族アミノ酸(必須)
基本情報/一般的な供給源
- ●トリプトファンは1901年にはじめて単離されたアミノ酸で、セロトニンおよびメラトニンなどの前駆物質となる。
- ●家禽肉、魚および大豆は、すぐれた供給源である。
体内での働き
【脳】
- ●トリプトファンは体内で代謝され、脳の活動を維持するのに必要なセロトニン(神経伝達物質のひとつ)になる。
- ●トリプトファンは、犬ではナイアシン合成の前駆物質として機能する。猫もトリプトファンからナイアシンを合成する能力を持っているが、合成能が限られているため、犬よりもナイアシンの要求量が高い。
フードにおいて期待される役割
【脳の健康維持】
- ●犬で脳の健康維持、攻撃性などに関する改善の報告がある(De Napoli 2000)。
過剰/欠乏
【欠乏】
- ●拒食および体重減少が見られる。