栄養成分名

リン(P)

分類:主要必須ミネラル

基本情報/一般的な供給源

  • ●エネルギー代謝に欠かせないATPや、細胞膜の構成成分であるリン脂質などに含まれ、重要な働きを担う。
  • ●哺乳類、鳥類および魚類の骨に含まれており、通常、骨粉の形でペットフードに加えられている。肉類も、リンを豊富に含んでいる。
  • カルシウムとリンの比率は骨の強度の維持などに重要であり、食事中に含まれるカルシウムとリンの割合は適正に保たれなければならない。食事中のリンの制限はカルシウムの吸収を増加させる(Lulich & Osborne 1995)。

体内での働き

【骨格】

  • ●生体内の大部分のリン(80%以上)は、カルシウムとともに骨および歯に貯蔵されており、骨格の強化を担っている。

【その他】

  • ●細胞の遺伝情報を担うDNAおよびRNAや、細胞膜のリン脂質などにも組み込まれている。また、アデノシン3リン酸(ATP)を介して、生体が適切に機能するために必要なエネルギーを蓄えている。

フードにおいて期待される役割

腎臓のサポート】

  • ●慢性腎臓病の犬や猫で、リン制限による生存期間の延長が報告されている(Finco 1992, Jacob 2002, Elliott 2000)。

※腎機能が低下すると、リンを尿中に排泄しにくくなる。体内に蓄積したリンは、腎臓へさらにダメージを与える。


過剰/欠乏

【欠乏】

  • ●成長遅延、食欲不振および骨変形が起こる。

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