栄養成分名

カルシウム(Ca)

分類:主要必須ミネラル

基本情報/一般的な供給源

  • ●健全な骨の発育と維持のために極めて重要な栄養素であり、カルシウムとリンをバランスよく摂取する必要がある。
  • ●乳製品のほか、哺乳類、鳥類、魚類の骨に含まれており、通常、骨粉の形でペットフードに加えられている。ブロッコリーやキャベツなどの野菜も、適度にカルシウムを含んだ供給源である。鉱物塩としては、炭酸カルシウム、硫酸カルシウムおよびリン酸カルシウムなどが用いられる。
  • ●体内のカルシウム量の調節はリンと密接に関係する。食事中のリンの制限はカルシウムの吸収を増加させる(Lulich & Osborne 1995)。

体内での働き

  • ●生体内では主に2つの役割を果たしている。

【骨格】

  • ●体内Caの90%以上は貯蔵カルシウムとしてリンとともに骨と歯に存在し、骨格の強化を担っている。

【その他】

  • ●細胞間の情報伝達および神経刺激の伝達に関与している。

フードにおいて期待される役割

尿路結石

  • ●過剰も制限もシュウ酸カルシウム結石のリスクとなるため、適量に調節することが望ましい(Stevenson 2000 2003, Lulich 2004)。

過剰/欠乏

  • ●欠乏・過剰のどちらも、骨格異常や尿路結石症のリスクを高める。

【過剰】

※成長期のカルシウム摂取量

  • ●成長期は骨の成長に伴いカルシウムの要求量が増加するが、その量は発育段階や成長速度に大きく依存する。欠乏すれば発育障害などが見られるが、逆に与えすぎも成長に悪影響を与えるので注意が必要である。
  • ●6ヵ月齢未満では、腸管でのカルシウムの吸収能力が未熟であり、給与したカルシウムの50%が受動的に吸収されてしまう。プードルやグレートデンなどでカルシウムの過剰給与による骨格成熟の遅延や重度の骨関節疾患が報告されている(Voorhout & Hazewinkel 1987, Nap 1993)。➜犬の成長期

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