栄養成分名

アルギニン

分類:アミノ酸(必須)

基本情報/一般的な供給源

  • ● アルギニンは、アンモニアを尿素に変換して排泄するために重要な役割を果たしている。また血管拡張作用を有し、いくつかのホルモンの放出を促す働きも持っている。
  • ● アルギニンは内臓肉を含む肉類に多く含まれ、またゼラチンに豊富に含まれる。

体内での働き

  • ● 体内で発生する有害なアンモニアを安全な尿素に変換する尿素回路の中間体となる。アンモニアはタンパク質の分解により生成されるため、食事中のタンパク質含量が多いほど、アルギニンの要求量も多くなる。
  • ● アルギニンが体内で代謝されてできる一酸化窒素について、様々な可能性が示されている。

心臓

  • ● 一酸化窒素は粘膜血流の維持に必要不可欠である。また、血管などの筋肉(平滑筋)を弛緩させて血管を拡張させる働きがあるため、心臓病の患者に有益な作用をもたらす可能性がある(Kanaya 1999, Hambrecht 2000)。

【腫瘍/免疫】

  • ● 活性化したマクロファージにより、アルギニンから一酸化窒素が産生され、病原体を破壊する。

フードにおいて期待される役割

心臓のサポート】

  • ● 血管を拡張させる働きを期待して。L-アルギニンの補給が内皮機能不全を改善する(Kanaya 1999, Hambrecht 2000)。
  • 【腫瘍】

  • ● 食事中タンパク質(アミノ酸)の少なくとも2%をアルギニンで供給することが、犬のがん患者では有用となる可能性がある(Ogilvie 2000)。
    食事中のアルギニン量を増加させると腫瘍の進行速度を低減させる(Robinson 1999)。

過剰/欠乏

  • ● アルギニンを全く含まない食事を与えると、高アンモニア血症を起こし過剰な流涎、筋肉の振戦および嘔吐を起こし、治療を行わない場合死亡する。長期にわたる軽度の欠乏で、白内障の進行が見られることがある。欠乏症の兆候は、犬よりも猫で重症となる傾向がある。

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