ジャーマンシェパード German Shepherd

ジャーマンシェパード

歴史

起源は19世紀末のドイツ。ドイツ各地では様々な牧羊犬が活躍していました。外観の異なる各地域の牧用犬たちは共通の特徴として、たくましい体と過酷な環境に耐えうる能力と知性を兼ね備えていました。さらに優秀な牧羊犬を作るために、各地域の牧用犬の選択交配を重ね、力強く活発で、高い知能を持つジャーマンシェパードが作り出されました。

性格

警察犬や護衛犬としてハードな仕事をするジャーマンシェパードは、活発でエネルギッシュ、勇敢で堂々としていて警戒心が強い反面、とても人なつっこい面もあります。臆病なところがなく、先天的に勝気な面もありますが、飼い主には従順で忠誠心も強く、訓練に向いています。

特徴

皮膚バリアを煉瓦造りの壁と考える IgAの働き ジャーマンシェパードは、体高より体長がやや長く、ピンと立った耳が特徴。被毛は硬めの上毛(オーバーコート)をともなう二層になっていて、シャープに引き締まった体型で機敏に動きます。他の大型犬と同様、体の大きさに対して消化器官が比較的小さく、腸の内容物に水分を含みやすくなっています。腸の内容物の通過時間が長く、細菌により発酵しやすいなどの理由から便が柔らかくなる傾向があります。
警察犬や護衛犬としてハードな仕事をするため、体に大きな負担がかかります。その上、他の犬種と比べると、粘膜や皮膚を病原体から守るIgA(免疫グロブリンA)の血しょう中の濃度が低く、感染症のリスクが高くなっています。IgAは、消化管粘膜や表皮などからの病原体の侵入を防ぐ働きがあります。IgAが少ないジャーマンシェパードは、免疫機能の維持のサポートを考える必要があります。(1984年 Whitebead、1999年 Griot-Wenk)
ジャーマンシェパードの皮膚はpHが高くアルカリ性で、他の犬種と比較して細菌が繁殖しやすいという報告があります(1995年 Chikakane, Takahashi、2002年 Matiusek, Campbell)。ジャーマンシェパードに膿皮症のような細菌性皮膚疾病が多いのはIgAが少なく、皮膚のアルカリ度が高いことが主な原因と考えられます。(1998年 Drneroll)アレルゲンや細菌の侵入を防ぐため皮膚のバリア機能を最適に維持する必要があります。美しい被毛を維持するためにもバリア機能に重要な皮脂、セラミドの維持が重要です。

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