ダックスフンド Dachshund

ダックスフンド

歴史

ドイツ語でアナグマを意味する“Dachs”が名前の由来。中世のドイツで狩猟犬として活躍していました。鋭い嗅覚で獲物の匂いを嗅ぎ分け、細長い体と短くてがっしりした前足で穴を掘り、獲物を追い出します。スムース、ワイヤーヘアー、ロングヘアーのうち、スムースがもっとも古く、他の2種はスムースをもとに作り出されました。

性格

元気がよく、優しい性格からペットとして人気があります。勇敢で根気も強く、恐れるものは何もないという性格は、優秀な猟犬として活躍していた祖先から受継いだもの。独立心が旺盛で、わずかな物音にも吠える習性は番犬として優れています。スムースはエネルギッシュ、ワイヤーヘアーは野生的で狩猟犬としての本能を残しています。ロングヘアーは3種の中でいちばん穏やかな性格です。

特徴

椎間板ヘルニアのメカニズム 成長期と成犬の長骨の形態学 体の大きさは、スタンダード(体重9kg以下)、ミニチュア(体重5kg以下)、カニンヘン(体重3.5kg以下)の3種。スタンダードは大型の獲物を捕らえます。カニンヘンはウサギの狩猟用として開発されました。
体長が体高の2倍もある独特でかわいらしいシルエットは、軟骨の形成不全によるものと考えられます。脚の骨の成長が非常に早く止まる遺伝的な特徴があり、成長期のダックスフンドでは脚の石灰化が早く発生します。前肢の骨(尺骨・橈骨)には成長のスピードに差があるため、結果的にガニ股の前足になることが多く見られます。
ダックスフンドは足が短いため衝撃の吸収が不十分で、関節や背骨などに負担がかかりやすくなり、椎間板ヘルニアが多く発生する犬種です。椎間板ヘルニアの発症率は他の犬種と比べて、平均で57倍も高く(1993年 Nakama & Coll, Veterinary Medical Base)、ダックスフンド4頭に1頭は椎間板のトラブルを持っているという報告があります(1993年 Luttgen)。発症は3~7歳と早い段階で現れます。椎間板ヘルニアにより脊髄が圧迫されると、下半身の感覚の麻痺や運動障害が発生することもあるので注意が必要です。

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