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犬と猫の栄養成分辞典

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猫の成長期

猫の成長期は、急激に成長する生後4ヵ月までと、成長が緩やかになる生後4ヵ月以降にわけて考える必要がある。離乳の始まる生後1ヵ月~4ヵ月の間に体重はおよそ4~5倍に成長し、生後4ヵ月~12ヵ月(成猫)になるまでにおよそ2~3倍に成長する。そのため、生後4ヵ月以降の子猫に比べて、生後4ヵ月までの子猫は体重あたりおよそ2~4倍のエネルギーを必要とする。
また、時期によって子猫の消化能力にも差がみられ、生後4ヵ月までは脂肪の消化能力に比べてデンプンの消化能力は低い。

子猫の免疫力

母猫の持っている病気への免疫抗体(抵抗力)は、ほとんどお腹の中の胎仔には移行しない。そのため、生まれた直後の子猫は、病気に対する抵抗力が非常に弱い状態である。分娩直後(16-24時間以内)の初乳を飲むことで、子猫は体内に母猫の持つ免疫抗体を取り込む。この抗体は次第に低下していき、子猫が自身で抗体を作る力もすぐには上昇しない。そのため、生後4~12週齢は感染症に対してとても抵抗力の弱い時期である。この時期はストレスを与えないようにし、母猫以外の猫との接触を控えた方が良い。

生後4ヵ月までの食事

この時期にはまだ十分にデンプンを消化することができないため、デンプンの含有量が少ない食事でなければならない。そのかわりにエネルギー源として脂肪を多く含む食事が適している。さらに脂肪をエネルギーとして利用するために、L-カルニチンも必要である。

生後4ヵ月以降の食事

この時期には成長が緩やかになり、体重あたりの必要なエネルギーが減少するため、それまでと比べてエネルギーと脂肪の含有量が少ない食事が適している。そのいっぽうで、筋肉の成長に必要なタンパク質を十分に摂取することが重要である。

成長期を通した食事

猫の成長期には、高消化性のタンパク質が不可欠である。
また、まだ未熟な消化管の健康な発育のために、乳酸菌やビフィズス菌などの腸内善玉菌を増やすとともに、腸粘膜細胞のエネルギー源にもなるフラクトオリゴ糖、大腸菌やサルモネラ菌などの腸内悪玉菌を減少させるマンナンオリゴ糖を摂取することも大切である。
さらに、免疫力を高めるためにβ-カロテンビタミンCビタミンEルテインタウリンなどの抗酸化成分を十分に摂取しなければならない。抗酸化成分を十分に摂取することでワクチンを接種後の抗体産生量を高めることができる。

* * *

●成長に不可欠:
●十分なエネルギー摂取:
●十分に消化できないため控える:
  • デンプン
●腸内善玉菌の増加:
●腸内悪玉菌の減少:
●免疫力を高める:
脂肪の利用:

その他のライフステージ