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チューブ栄養のすすめ①ペットの食欲低下と、栄養補給

カテゴリー:
  • 食事

おうちのワンちゃん・ネコちゃんは、病気のときに食事を摂ってくれていますか?
食事を摂れず栄養が不足している状態だと、薬や手術による治療を行っても、病気は治りづらくなってしまいます。あるいは治療そのものに耐えられないということにもなりかねません。

そんな食欲のないワンちゃん・ネコちゃんに、確実に食事を与えて食欲や回復を促す方法が、「チューブ栄養」です。通常は口から摂る食事を、鼻の穴やお腹から入れたチューブを通して、食事が直接消化管に届くようにします。

文字だけで見ると、うちの子に大きなストレスがかかりそう、そんなことまでするのは・・・、といった不安なイメージを持たれるかもしれません。
そこで、これから3回にわたるコラムで、食事の大切さとチューブ栄養のメリットについてお伝えしたいと思います。

Q.食べることってそんなに大事?

動物は生きていくために体をつくり、それを機能させなければなりません。
この体をつくる材料やエネルギーになるのが、食事をとおして体内に取り込まれる「栄養素」なのです。

Q.食べないとどうなるの?

食事を摂らないと、動物の体は食べものの代わりに体内の筋肉や脂肪を分解し、そこから必要なエネルギーや栄養素を取り出すことになってしまいます。
健康な時の絶食でもやせますが、特に病気の場合、脂肪以上に筋肉がやせ細り、身体機能が低下するため、体はどんどん衰弱していきます。
これが、病気の回復の遅れや死亡率の上昇といった大きなリスクにつながるのです。

Q.点滴すれば大丈夫じゃない?

「点滴=栄養補給、体力回復」といったイメージがあるかもしれませんが、点滴だけでは栄養補給はできません。
通常の点滴は水分などの補給が主であり、食べ物のように体を維持するための栄養素やエネルギーを十分に供給することはできないのです。

動物の健康維持において食事による栄養補給がいかに大切か、分かっていただけたでしょうか。病気だから食欲がないのは仕方ない、ではなく、「病気だからこそ、しっかりと食事から栄養を補給して早期回復を目指す」ということを覚えておいてください。

次回のコラムからは、チューブ栄養について詳しくお話ししていきます。
チューブ栄養のしくみやメリットなどをわかりやすくご紹介します。

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