【尿路結石症とは?】
尿路結石症とは、おしっこの中のミネラル分などが溶けきらずにくっつき合い、砂や石のような物質がおしっこの通り道(尿路)にできてしまう病気です。
結石は原因となる成分によって種類が異なりますが、ストルバイトとシュウ酸カルシウムが二大結石と呼ばれ、発生の90%を占めると言われています。
結石ができてしまうとワンちゃん・ネコちゃんはおしっこをするときに痛がったり、血尿がでたりします。尿路結石症は排尿の様子やおしっこの色など、ワンちゃん・ネコちゃんの見た目に変化が表れやすい病気ですので、日頃からおしっこの色や排尿の頻度など、トイレチェックを欠かさないようにしましょう。
【こんな症状があったら尿路結石症かも?】
- ・頻繁にトイレに行く
- ・トイレ以外の場所でおしっこをする
- ・おしっこの色が濁っていたり、血が混じっていたりする
- ・おしっこの姿勢をとってもなかなか出ない、量が少ない
- ・うめいたり、踏ん張ったりしながらおしっこをする
【こんな症状がでたら緊急!】
- ・上記の症状に加え、食欲がない、または吐く
- ・おしっこが全くでない
- ・お腹のあたりに触ると硬いものに触れる
- ・お腹のあたりを触ると嫌がる
実は尿路結石症はワンちゃんの病気の発生率では第6位、ネコちゃんではなんと第1位にランクしていて、とても多い病気です。
『尿路結石症②』では、なぜワンちゃん・ネコちゃんで尿路結石症の発生が多いのかをお話ししたいと思います。